【軍用双眼鏡とは】
軍用双眼鏡と一般の双眼鏡の違いはというと、やはり堅牢さの違いです。軍用双眼鏡は、苛酷な環境での使用を想定しているため、完全防水はもちろん、湿度が高い環境での曇りを抑えるように作られています。緊張した状況でレンズが曇って見えないということは絶対に避けなければならないことです。
またボディも強固さが求められます。衝撃に強いボディでレンズを守る必要があるためです。そして光学的にもクオリティさも追求しています。
さらに携帯するため、コンパクトさも求められますが、堅牢さと携帯のしやすさは相反するところがあります。このあたりが軍用双眼鏡にかかわらず、双眼鏡を選ぶ大きなポイントになります。
軍用双眼鏡「M35」のスペックは以下となります。
◎軍用双眼鏡 M35
・対物レンズ有効径・・・28mm
・倍率 ・・・7倍
・実視界 ・・・7度
・ひとみ径 ・・・4mm
・明るさ ・・・16
・防水性能 ・・・完全防水
・コーティング ・・・フルマルチコート
・付属品 ・・・携帯用ソフトケース(迷彩柄)、ストラップ
・その他の性能 ・・・フェイズコート処理、ハイアイポイント設計
・材質 ・・・光学ガラス・アルミ合金・ラバー
・重量 ・・・約350g
◎軍用双眼鏡 M35
「M35」双眼鏡の特徴は
・重さわずか350gの軽量・コンパクト設計
・ニトロゲンガス封入の完全防水仕様
・ハレーションを押さえ解像力をアップするフェイズコート処理
・光の損失を極限まで抑えたフルマルチコーティング処理
・覗きやすいハイアイポイント設計
・堅牢なアルミモノコックボディ
・日本製
などで、光学的にも構造的にもトップクラスの双眼鏡となっています。
728MRはこのM-35をさらにコンパクトにしたタイプです。光学的にはほぼ同等ですが、構造的にはM-35の方が丈夫です。「軽さ」をとるか「丈夫さ」をとるかの違いになります。
また、「M35」より堅牢さが強化されておるのが。「M832」、さらに強固なのが、「327MR」となります。
◎軍用双眼鏡 728MR
◎軍用双眼鏡 M832
◎軍用双眼鏡 327MR
「327MR」では、水深5mの水圧に耐え、また高度5000mでも曇らない設計になっています。
また、軍用双眼鏡としても要件として、ミルスケールが標準装備されている点です。ミルスケールはライフルスコープ同様、目標物までの距離を測るのに役立ちます。
さらにコンパクトで、片手で作業しながら使用できる単眼鏡タイプもあります。
◎軍用単眼鏡 M728
このような軍用双眼鏡の特徴は、軍用だけでなく悪条件でのアウトドアや山登り、マリンスポーツにも活用できると思います。軍用双眼鏡は価格が高く感じられますが、それ相応のクオリティがあると言えます。